特許・商標代理の品質向上のため、中国国家知的財産権局(CNIPA)は中華全国特許代理師協会・中華商標協会と連携し、特許・商標代理委託契約のモデル文本を策定しました。本稿は公式解説に基づき、契約時に確認すべき条項とリスクを解説します。
1. モデル契約の目的
特許代理条例や商標代理監督規定などは書面契約を求めています。モデルは権利義務・債務不履行・紛争解決を明確化し、双方を保護するとともに業界秩序と執業リスクを整えます。
2. 主要条項
いずれも12条項:前文、委託事項、依頼者の権利義務、代理機構の権利義務、秘密保持、期間、報酬、共通認識、債務不履行、その他、紛争解決、期間・解除、効力・変更・終了。
3. リスク管理の留意点
- 特許出願は拒絶され得り、商標は無効となり得る旨を契約に明記すべきです。
- 代理機構は「確実に登録」などの結果を約束・保証してはなりません。
- 依頼者は真実の発明に基づき出願し、異常出願の不存在を確約します。
- 重要な期限・報酬構成・支払条件は別途合意します。
商標代理契約前に本所の商標分類表ツールで指定商品・役務を特定し、特許権維持は中国特許年費監視サービスをご利用ください。
4. よくある質問(FAQ)
モデル契約の主要条項は?
特許・商標いずれの代理委託モデル契約も12条項を備え、委託事項、双方の権利義務、秘密保持、期間、報酬、債務不履行、紛争解決、解除・終了などを網羅し、定型条項と個別約定を両立します。
「確実に登録」などの違反をどう防ぐ?
モデルは代理結果の約束・保証を禁じ、異常出願・悪意の商標出願・再委託に対する確約条項を設け、双方の回避を促します。
モデルはどの事務を対象とする?
特許モデルは中国特許出願・無効・記録事項変更のみ、商標モデルは中国商標出願・事後事務・異議・審判のみを対象とし、外国・訴訟事務は含みません。
出典
本稿はCNIPAの特許・商標代理委託契約モデル文本解説に基づき原创執筆・出典明示:CNIPA政策解説(2025-01-10)。
注意:本稿は中華人民共和国(中国)の知的財産権制度を紹介するものであり、詳細は最新の公式規定によること。
