2026年7月23日、李強国務院総理は第842号国務院令に署名し、改正された「集積回路の回路配置利用に関する保護条例」(以下「条例」)を公布した。司法部・国家知識産権局の責任者は記者の質問に答えた。本稿は企業が最も関心を持つ改正要点と対応策を整理する。
1. 改正の背景
現行条例は2001年施行され、回路配置の専用権保護と技術革新を促進した。集積回路産業の急成長に伴い、改正が必要となった。
2. 全体方針
- 知的財産の法的保護強化の方針を実践し、保護・活用を強化;
- 喫緊の課題に焦点を当て制度を整備し、実績のある手法を行政法规に格上げ;
- 関連法規・国際条約と整合。
3. 五つの重点改正
3.1 出願・審査の厳格化
出願は真実の創作に基づき不正は禁止;独創性声明が必要となり、写しは独創的部分を明確に示すこと。
3.2 登録取消しと権利回復
要件を満たさない出願は却下;登録後は誰でも取消しを請求でき、取消しされた権利は初めから存在しなかったとみなす。不可抗力による期限遅れは回復可。
3.3 保護強化と懲罰的賠償
保護対象は登録された写しにより決定;損害賠償は実損または利益、不明な場合は実施許諾料の倍数;重大な違反には懲罰的賠償を適用。
3.4 活用の促進
当局は公共サービスを強化;法人は技術移転法に基づき適格者へ報酬を支払う;譲渡・実施許諾・質権の規定を整備;共有者の合意を優先し、許諾料は共有者間で分配。
3.5 施行準備
国家知識産権局は解説の強化、配套規定の整備、施行の徹底を図る。
4. 企業への影響と対応
💡 集積回路設計企業へ:① 真実の創作に基づく出願と独創性声明の準備;② 既存登録の取消しリスク点検;③ 許諾・譲渡・質権のコンプライアンス整備;④ 配套規定の注視。
5. よくある質問
条例はいつ施行?
2026年10月15日。
全体方針は?
保護・活用の強化、課題への対応、法規・条約との整合。
保護はどう強化?
保護は登録写しにより決定され、懲罰的賠償が適用可能。
施行後の重点は?
解説強化、配套規定整備、施行徹底。
6. 出所と関連
国家知識産権局「政策解読」栏目「司法部・国家知識産権局 責任者が『集積回路の回路配置利用に関する保護条例』改正について記者質問に回答」(新華社、2026-08-03)をもとに整理。原文:国家知識産権局。公式公表が優先。
